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ドイツ:オラニエンブルグ/ザクセンハウゼン強制収容所

ドイツ:オラニエンブルグ/ザクセンハウゼン強制収容所

 

プラハ、ベルリンを1週間で巡るショートトリップだったが、ベルリンの最終目的はここに来ることだった。

オラニエンブルグというベルリン近郊の町。RE5系統でSバーン Oranienburg Bhfまで行くと到着。そこから約30分歩くと突然出てくる案内看板。

いかにも、収容所はこちらという案内。

TODESMARSCHとはドイツ語で死の行進。

 

 

 

 

 

 

強制収容所というと、アウシュビッツ、ダッハウあたりが規模も大きかったがゆえに有名であるが、ベルリンから一番近く、アクセスもしやすい収容所はここになる。

 

 

働けば自由になる

という門をくぐると、そこには当時の一部だけが見られる。

・収容所の一部

・ガス室

・東ドイツによって作られた慰霊碑・記念碑

地面には枠で、ここにバラックが立ててあったということだけが分かるようになっている。

 

 

出入口を中心として、監視がしやすいように、放射状に設計がなされている。

アウシュビッツよりは小さいが、ここも悲劇が起こったことは同じであった。

 

 

なによりも、不安を覚えたのは、1月の真冬の朝に行ったこともあり、だれもその敷地内におらず、一人で収容所内を巡るのはちょっとどころではない不安だった。特にガス室は、ここで本当に多くの命が絶たれた場所という場所の強い力のようなものがあり、一人でいるには中々に耐えがたい場所であった。

 

 

 

 

アウシュビッツについては、世界遺産、一番有名な強制収容所ということもあり観光客が絶えない場所になっているが、それ以外の収容所はマイナーなところもあり、わざわざ見に行くには・・・という意識も強いのだろう、まったくと言っていいほど人がいない。

ダークツーリズムという言葉は、今から3年前ぐらいから書籍などが発売され、廃屋、廃墟の類から災害、事件の現場までがその土地にあった出来事を回顧するという意味で生まれてきた。今では、徐々にそういった観光目的でのツアーも出てきているが、まだまだ少ないように思う。

 

オラニエンブルグ自体は、こじんまりとした町で、住宅街が多い。そんな傍にも、このような記憶を辿る施設は存在する。

 

 

 

 

 

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