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チュニジア:サハラ建築と風景

チュニジア:トズール~サハラ建築と風景

チュニジアのチュニス国際空港から車でサハラ砂漠の玄関口となるガベスへ。

タタウィーンという、スターウォーズファンなら有名なロケ地を超え、サハラ砂漠に向かいます。

 

サハラ砂漠へのアプローチは一番行きやすいのがチュニジアからだと思います。
隣国のアルジェリア、リビアなどからもアクセスは可能ですが、旅慣れた人でないと難しいです。

その途中でベルベル人の住居に立ち寄りました。

ベルベル人は北アフリカ中心に住まう先住民族です。

 

ベルベル人の住居の入り口には、手形があり、これは魔除けの意味があるそうです。
観光化は進んでおり、チップを渡す必要があります。こういった場所にも、やはり資本主義の影響は受けているようです。
観光用に陶器なども販売していました。

 

 

ここから200キロほど南下すると、サハラ砂漠のエリアになります。

砂漠のイメージでいくと、さらさらの砂で埋め尽くされた広大な大地が広がっている。と思いがちですが、サハラ砂漠の入り口はそうではありません。
山の森林限界のように、ヤシの木が生えている地域からどんどんと低木に代わり、小さな草が最後、まっさらな砂の世界になります。
木々もトゲのあるものが多く、外敵から身を守る手段の一つとなっているようです。

砂の世界までいくと、やっとザ・サハラのイメージになります。
ラクダとともに暮らす住民も暮らしており、ほんとに世界にはいろいろな生き方があることを教えてくれます。
行ったものしかわからない点で行くと、熱さと渇きです。

 

熱さは正直日本の方が不快かつ熱いと思いますが、渇きというのは独特の体験です。
分かりやすいのが舌にある水分がすぐになくなるという感覚です。

その反面、夜になると涼しいを通り越して、乾燥地帯独特の寒さがあります。
この環境下で、子供たちがサッカーで遊んでいたのが印象的です。

 

 

この時期ラマダンで、トルコなどのイスラム諸国と違い、敬虔なイスラム教徒が多く、ドライバーも日中は水しか飲みませんでした。
観光客については、そこそこのホテルでもアルコールの提供までありますが、一人でレストランなどで食事をするには正直困ります。

旅慣れない人は、ツアーの参加をお勧めします。
一人旅の場合は、このサハラエリアで車がストップしたりなどすると、ヒッチハイクは必然になってきます。

イスラム教という文化圏のエリアで一番日本になじみが大きいのは、トルコかもしれませんが、
ぜひ、あまり知られていないチュニジアも訪問ください。

イタリア南部から船でアクセスすることも可能です。
噂によると、チュニジア側に到着するとかなりの客引きに合うので、このアプローチも
旅慣れた人におススメです。

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