サイトアイコン 株式会社フルーム

地方で起業しようと思う人たちへ(ある一例より)

地方で起業するとどうなるのか1

1:1期目終了、起業初日を思い出す

 

今日で大阪から佐賀に引っ越してきて、起業してから1期目最後の営業日が終わる。

 

起業したいな、地元帰ってという人や、起業ってどうなんだろう・・・と思っている人に、起業した一例として見てもらえると幸いです。

 

元々ミニマルな生活だったので生活道具は少なく引っ越してきた。確か引っ越し代は大阪から佐賀まで6万程度だったか。

 

荷物は入居してから3日後。それまで、布団も何もない。

 

会社勤め時代に使っていたカバンを枕代わりにしながら、硬いフローリングに寝た。

 

朝起きて一番の違いは、いつ、起きるか?誰にも強制されず、問われない事だ。

これが、起業してから会社勤めと違ったと感じた初めての出来事だった。

 

カーテンもないし、何もない。ない、無いものだらけ。

 

 

 

給与も毎月入ってくるわけではない。そして、調理道具すらまだ、引っ越し業者のトラックの中だ。新しく購入するのももったいないので、家からすぐ近くにある一六うどんで、素うどんを食べる。ビールも頼みたかったが、お金の心配をすると頼めなかった。

(まさに、カイジの地下労働編のビールのようだ!)

 

人脈が無いのもつらい。話す人がいないのだ。

お店の定員さんとの会話で

 

「有難うございました。」

 

と言われるくらいだ。(会話と呼べるのか・・・?)

 

 

 

 

元々、この町に引っ越してきたのも、町長からのお誘いがあったからだった。

起業する覚悟はあったものの、果たして“どこで”しようか?と思った矢先の打診だった。

 

グーグル検索で「起業 しんどい」「起業 無理」などで検索すると

 

起業はやめたほうがいい

甘い覚悟でやるな

 

などなど無茶苦茶出てくる。

こういった検索で、感じたことがあった。


 

2:起業って初めての一人海外旅行に近い感覚?

 

それは、初めて行った一人の海外旅行に似ているなということだ。

私の一人旅は、オーストラリア。友人が海外楽しいよと聞いて、“なんかこの状況を打破しなきゃいけない”と思っていたのもあり、大学3年生の時に初めて行った。

 

兎に角、記憶に残っているのは、入国審査でペラペラっと言われたが、は?という顔をして、入国審査の担当も、やれやれ・・・みたいな顔をしてパスポートを返されたことだ。高校で結構、英語勉強してきたんだけどな、と思いつつ、涙目だった。

 

初めて海外に行った人なら分かる、税関審査を通った後の、自動扉が開いた後の光景!

 

だれも日本人がいないではないか。

 

今でこそ、日本にも欧米諸国の人たちは沢山いるが、今から約15年前はそれほどではなかった。

 

話を戻そう。

 

そう、これは新天地に来た感覚=初めての海外旅行と同じだと思った。

 

全くこれまでの常識っぽいところも含めて、よく分からない世界。

15年前の海外であれば、現地でネットが使えない事は当たり前だったので、地球の歩き方だけが情報の頼りとなった。その地球の歩き方は、起業ではスマホになる。

 

スマホで検索する。「起業 設立準備」。

 

これだけでわんさか、ネットに掲載されている、ものすごく親切丁寧な情報が表示される。Googleアドセンスも起業3か月後ぐらいに登録で来たので、今ではこの“親切丁寧な情報”がいかに重要か、よくわかっている。

 

結局25万程度で自分で株式会社は作れてしまう。そんなものか。と思ったのは一瞬の事。

 

会社を作るは簡単、事業を継続するのは難儀とよく言われるが、その通りだった。

そもそも、事業が継続すらしていない。

 

動く

引きこもる

 

選択肢は2つ。

 

 

 

当然、動く。

 

たまに質問で、動くって何をするんですか?とか言われるが、兎に角動く。

ただし、目だけを動かしてはいけない。(=ネットだけ見て知識を得るだけではいけない)

足、口、耳、手、舌。すべてをフル活用だ。

 

そこから、兎に角動いた。

 


3:一人でも繋がれる世界が出来上がっている

 

因みに、家にはテレビは無い。もっぱらyoutubeだ。NHKが住所変更で確認に来たことがあったが、(私は継続支払状態)TV無いので、解約していいですか?と言ったら、カーナビ持ってますか?と質問が来た。そこまでするのか!?という感じ。

 

 

教えてくれる人はウェブ上に沢山いた。最近だと、

 

・モチベーションは与沢翼さん

・新しい情報・サービスは堀江貴文さん、techcrunch

・投資関連のテクニック/情報はAkiさん、JINさん

・IT関連はQitta

 

何といっても、圧巻だったのはレぺゼン地球の存在。トップユーチューバーの一つのチャンネルだが、行動・アイデア・企画・実行力全て恐ろしいほどのスピード感で進んでいく。一度30代以上でこの存在を知らない人は見てみると良い。

 

※ちなみに、普通にレペゼン地球と検索してはいけない。過激動画しかでてこないので※

※「好きなことで生きていく レペゼン地球」←リンク張っておきます。

アカBANされたので この動画のみ このアカウントでも再投稿しています。
【好きなことで、生きていく】『レペゼン地球-DJ社長-』 - YouTube

 

動いた結果は、すぐ出てくるものは少ない。もともと、理系で実験が好きだったのもあり、実験なんて準備不要、観察不要ですぐ結果が出るモノだったら、そもそも“実験”と呼べるかも怪しく、既にその実験の結果は、ウェブ上に解答として転がっているだろう。

 

 

結果的に動いて結果が出始めたのは1年経ってから。

武器がないなら作ればよいと言われるが、結構これが出来ない人が多いかもしれない。

もはや、どんどんと個が重視され、企業体よりも個が強くなっている時代になってきている中で、自分の武器を作るべきだ。

 

【事業化案件の一例】

 

地域の特産品を届く瞬間、食べる瞬間、作る瞬間にフォーカスして動画を作成/紹介

別の案件は、こちらより

(件数:17)
カテゴリー 「取組実績/NEWS」 - 株式会社フルーム

4:起業で戦える武器を作る

誰にもまねできない武器を作ることに越したことはないが、そんなものは一握りの天才だけなので安心していい。

その武器が役立たずになってしまったら、継続するか撤退するか判断する。自分で決めればよい。

 

 

モチベーションの維持は、危機感や焦りにより勝手に維持される。自ずと期日と目標も設定し、それに向かって達成する手段を見つけていくから安心していいと思う。万が一、モチベーションが折れても、死ぬことは無い。だから、そんなに心配しなくてもいい。お金が無くなったら、バイトでもなんでもすればいい。

 


 

5:今が一番頑張っていると言えるように

 

最後に、私がいつも思っているのが、これまでの人生の中で一番頑張ったと胸を張って言えるのがいつか?ということだ。私は“まだ”浪人時代だ。名古屋の河合塾と自宅の永続的な往復、そして土日はずっと図書館。誰とも浪人時代は友達を作らないと誓って1年間とにかくこなした。

もう一度、そんな時があってほしい。

 

それを作り出すのも、自分でしかない。

モバイルバージョンを終了