コンビニがもたらす無限の地域活性化(ファミマこども食堂より)
2019年の3月からファミリーマートがファミマこども食堂と称して、イートインスペースを活用して子供に食事を提供するそうだ。
全国展開する企業がこども食堂を行うのは初めてではないか?と言われている。
ターゲットはまさしく都市近郊の住宅に住まう人だろう。
隣の人は知っているけれども、その隣は知らない状況が都市近郊にはある。しかし、コンビニの店員はもしかすると隣の人よりもあっているのではないだろうか?
よく利用するコンビニでは、だいたい一人は顔を知っているのではなかろうか。
この利便性がついに、イートインという機能だけではなく、会話する場所、たまり場としての機能までを担うのはかなり期待が持てる。
お互いが顔見知りレベルの市町村であれば、そういった機能は必要ないだろうが、前述した都市近郊ではそういったニーズが少なからずあったはずだ。
利用されるための条件とは?
ここで利用されるか?されないか?を左右するのは、コンビニの店長の度量だろう。コンビニの運営は簡単ではない。
色々なサービスがここ10年で増え、オペレーションも複雑になり、雇用も難しくなってきた。
その中でこの会話ができる場所をしっかりと提供できるかだ。どれだけファミマ本体が頑張ろうと、店長の度量や雰囲気で利用される、されないは真っ二つに分かれるだろう。
競合になる会議室、公民館との圧倒的な違い
会議室とは違い閉鎖的でもなく、だれもが訪れることが出来る場所。そして利用すればするほどに顔見知りが増える場所。
それがコンビニだ。そういった場所の提供としては最高だろう。
スペースマーケットをはじめとしたスペース貸しが流行っているが、コンビニ以上にとっつきやすいところはないだろう。
コンビニが本気を出したら、最初から知らない場所をあえて使う必要もない。
競合するのは地域の公民館か?と思われるかもしれないが、地域の公民館も心的なハードルは否めないだろう。
特に一度も利用したことにない人にとっては億劫になるし、距離的にもほとんどの人が一番近いコンビニのほうが近いはずだ。
次はどんなサービスがあったらいいだろう?
私は、コンビニはまだまだ地域に貢献できることが多くあると思う。
これまで、災害支援、イートイン、自転車レンタル、行政書類の印刷、宅配受取などが既存サービスとしてある中で、
・観光案内所
・簡単な学習施設
・クリーニング受取
などが次に来たら面白いと思う。
それだけ、コンビニとは地域において、圧倒的に気軽に利用できる場としての求心力は非常に強い。
今後も新しいサービスを提供していき、地域の賑わいを創出していってもらいたい。