経営上最悪の想定はした方がいいが、不安は抱えなくていい
何か業績が悪くなってきた、このままじゃ経営は悪い方向に進むのではないか?と思いがちだが、
業績が悪くなってきた=事実
悪い方向に進むのではないか?=予想
ということを割り切る必要がある。これは営業担当者単位でも同じことが言える。
これ以上営業が取れないのではないか?顧客とのギャップがあるのではないか?
事実はしっかりと受け止め、想定することは大事だ。
ただし、想定して不安になる必要はないのだ。
結構な確率で、想定すると不安に陥る。書いている私もそうだ。人間だもの。
ただし、たいていの場合、最悪の状況にはならない。
それまでに別の手を既に打っている場合が多いからだ。
屋台骨が折れたとしても、それはこれまでに幾度となく想定してきたはずだ。
想定はあくまで、予想するだけ。
不安は、既に精神に影響するもの。
どれだけ、不安になったところで、何も良いことは無い。
ある意味機械的かもしれないが、その悪い予想になってしまった場合は、事前に考えておいた策を淡々と行うしかないのだ。そこに不安の感情はもはや意味はない。
もっと悪いのは邪推だ。
予想と邪推の違いは、断片的な情報であるか否かが決定的な違いだ。スターウォーズでいくとダークサイドに落ちた状態ともいえる。ダークサイドに落ちてしまえば、もはや悪い考えのループに陥る。
邪推は断片的な情報から生まれる。
断片的な情報のみで、勝手に思い込むこと。
これは一番やってはいけない。思い込みほど怖いものはない。
この思い込みを解決するのは、当該同士のコミュニケーションだけだ。
だから、連絡を取るという行為が頻繁なほど、良好な関係が多いのだ。
仕事上仕方なく・・・という人もいるだろうが、それは相手がもしかしたらリードしてくれているのかもしれない。
予想→不安→邪推
と3つが出てきたが、邪推まで行くと経営は地に落ちる。
最近は予想することさえ無駄なほど、スピード感が激しいところもある。
だから、やっぱり今なのだ。
電話をかけるのもそう。
打合せを行うのもそう。
社内会議を行うのもそう。
それらはすべて意思の確認だけであって、不安を募らせる場ではなく、もはや邪推する場でもない。
あなたは今どの状況にいるだろうか?
予想?
不安?
邪推?
予想する人は、対策だけ考えておく。
不安な人は、予想だけで留めておく。
邪推してしまう人は、動いてみよう。
そうやってしていると自然と、気持ちも楽になってくるし、
次の行動がみえてくるはずだ。