フェイクニュースの見破るためには、どうすべきか? 伝言ゲームの孕む危険性
フェイクニュースに遭遇!
最近、初めてフェイクニュースに遭遇した。内容は、ふるさと納税をすると保育園入園するための評価点数が下がるというものだった。結果的にそれは間違いと後でわかるのだが・・・。
この情報は友人からシェアされた。
しかし、記事にしようと思い自治体のHPで入園基準の指数などを色々と調べても、入園とふるさと納税に関連するキーワードが出てこない。発信元のツイッター発信者からのリツイートに、自治体担当者の間違いであろうという話がでてきて、結果的に違った。という顛末だった。
今回のケースをまとめると・・・
今回のケースで行くと、
ツイッター発信者を真とするなら、
自治体案内(偽)→ツイッター発信者(偽)→友人(偽)→私(偽)
というケースで自治体案内が悪いことになるが、ツイッター発信者が、誤って聞き間違えたのであれば、このようになる。
自治体案内(真)→ツイッター発信者(偽)→友人(偽)→私(偽)
フェイクニュースは、
・悪意を以て発信されたもの
・解釈の違いで発信されたもの
に二分される。
悪意を以て発信されるものについては、根元を断つことが出来れば共有・拡散は防ぐことが出来る。
一方で解釈、聞き取り方の違いで発信されたものは、責任の所在があいまいになることが多い。
伝言ゲームが孕む危険性
友達とのうわさや、社内会議での共有も同じように、伝言ゲームほど危険なものは無い。それが言葉であっても、データであってもそうだ。ツイッターやFacebook上でもこの伝言ゲームは同様に行われている。
伝言ゲームを限りなく回避するためには、いわゆるグループでの同時発信を行う必要がある。だからSNSのグループや会議というのは認識合わせという意味も込めて昔から今までも形は変われど無くならない。
しかし、この伝言ゲームはSNSの発達で一対一ではなく、一対複数、複数対複数が当たり前になっており、情報共有されるスピードも20年前と比べて圧倒的に違うので非常に難しくなっている。
では、どうすべきか?
どうすれば、フェイクニュースを見破ることが出来るのだろうか?
それは、一つしかない。再確認だ。
どこに、何を再確認するかというと・・・
・【簡易的】情報元の確認(SNS以外も確かめる)
・【自身に重要な情報の場合】当該の個人・企業・団体への直接確認
に限る。
ただし、その確認先の大元すら間違っている場合は対処が出来ない。
そう思うと、完全な対処方法は無いが動かないよりはかなりマシだ。自分が拡散・発信したことで悪意はないけれども他者が混乱してしまうことを考えるのであれば。