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フラッシュクラッシュの頻度は今後多くなる可能性がある

フラッシュクラッシュとは

主にFXで相場が瞬間的に変動することを言います。最近だと、2019年始まって早々1月3日がまさにそれにあたります。

 

このフラッシュクラッシュが起こる要因として、AIが投資の分野に入ってきていることが理由として挙げられることが多いです。AIは自動的にあらゆる社会的な情報を集約しつつ、株価の動き、為替の動きに対して瞬間的に反応します。かなりの機関投資家のトレードが既にAIによって稼働されている中で、なぜ今後多くなる可能性があると言えるのでしょうか?

 

理由は簡単

 

人とAIの違いを考えてみると分かりやすいと思います。

 

・人

眠る、疲れる、瞬間的な判断にも限界がある

 

・AI

眠らない、疲れない、コンマ秒の判断で処理を素早く行える

 

2019年1月3日のフラッシュクラッシュも、まさしく人が、あまり介入していない時(薄商い)の時期に発生しました。各機関のAIが判断して雪崩のようにドル円が急落しました。

 

人が行っていれば、それが不安売りとして、もっと時間がかかるところは、AIは瞬間的に判断する事で、“フラッシュ”の状態を作り出したという事です。その瞬間的な状況に人の判断は為すすべもなく、信用取引を行っていた人々の多くがロスカット(損切り)に合うことになります。

 

AIがトレードのスピードを変える

 

例えば、米大統領やFOMCが何かトレードに関わる大きな発言をしたとすると、そこで気付いた時には既にAIは判断し、処理が行われているということになります。AIのさらに次の予想を考えない限りは、人は間違いなく「瞬間的には」AIに負けることになることが多くなってくると思われます。次の一手まで考えたトレード手法を考えない限りは、どんどんとAIを利用する投資家に資産が奪われていく格好になるでしょう。

 

 

フラッシュクラッシュ対策

 

現物取引の人にはあまり問題ないことでしょう。一方で、証拠金維持率がフラッシュクラッシュで保てなくなり、強制ロスカットを防ぐ対策が、信用取引には必ず必要になってきます。

ただし、フラッシュクラッシュでどの程度まで、いつ、暴落、暴騰することがあるのか?というのは誰にも分かりません。今のところ、薄商いの時は細心の注意を払った方が良いというのは言えるかもしれません。

 

あとは、常に強制ロスカットとなるまえに、ポジションを入れた段階で自分ルールを決めて置き、指値を入れることも大事でしょう。指値を入れておけば、そこで“自分が決めた”ロスカットが出来るようになります。

 

ここから、AIはドンドンと増えていき、さらに過去の経験を蓄え、強化されていきます。その強化されるAIに人がトレードの中で勝っていくには、まず予防線を張り、その中で先読みする力と自分が決めたことを信じ抜く力が必要になってくるでしょう。

 

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