なぜ金は特定の人に集中するのか?
答えは簡単です。
実体経済・・・モノやサービスを享受するためのお金のやり取り
金融経済・・・株式、不動産でのお金のやり取り
お金の回る金額の比率 実体経済:金融経済=1:9
金融経済のでの儲けは半端ないです。単純に言って、汗水流して製造・販売したモノが売れてその粗利が1,000円でた!と喜んでいる一方、ウェブ上でクリック一発で、9,000円の差益が出ているようなものです。
結局、金融資産を大量保有していれば、それだけで、何もせずに衣食住に不自由なく生活ができます。最近よく、株で月50万稼ぐ方法!とか副業でトレーダーになろう!みたいなのが流行ってるのは、その理由+株式市場が良好なことが大きいですが、例えば月50万稼げる人は、初期の金融資産が100万とかでは到底無理です。
1千万円以上保有して、市場がずっと良い時代が続けば、それも夢ではないかもしれません。
1億円あれば安泰ですかね。結局、最初に持っている人が強い。
実体経済から、資産を築くのと金融経済から資産を築くのは、しんどさがまるで違います。
そして、実体経済で資産を築く方が、難しいので、どんどんと金融経済の方にお金が流れていく。そして、金融経済にお金が集まり、実体経済からお金が逃げていく。
結局、金融経済において、資産を最初に保有している人に金が集まるわけです。
金融経済から出た利益が実体経済に回れば、話は違ってきますが、そこから金融経済に再投資するパターンが多いので、こういった結果になってくるのです。
一方で、サービスの過剰や実体経済でもはや必要なものが無くなったという考えで、実体経済が縮小してしまったという考え方もできます。
というのを利用して、GDP生産を可視化してみました。Google に「日本 GDP 推移」とキーワード検索しても表示されてきます。
世界的には伸びているものの、日本だけで見るとずっと芳しくない推移です。このGDPを上げていくためには、実体経済でモノ、サービスのやり取りを活発化させていく必要があり、
これは需要と供給のバランスが右肩上がりである必要があります。需要を生むのは、ヒトの欲であり、鶏が先か?卵が先か?(需要が先か?供給が先か?)という別の課題にもつながってきますが、双方において、“楽しい、面白い、役に立つ”と思える人が、需要と供給どちらにもいてこそ、より良い生活が送れるのかもしれませんね。
(なお、このパブリックデータは、世界銀行や日本政府が提供しているデータで、様々な情報が抽出、比較できるのでぜひ利用ください。)