フランス:ボルドー建築と風景
ボルドー・サン・ジャン駅
ボルドーはボルドー月の港として世界遺産にも登録されている。
月の港の由来は、三日月に蛇行するガロンヌ川からの通称である。
ボルドー駅からハイライトの水鏡までのアクセス
このガロンヌ川沿いはかなり綺麗に河岸が整備されており、ランニングしている人や犬と散歩している人などかなりの人でにぎわう。
降り立つのは、ボルドー・サン・ジャン駅。
人口25万人の町ではあるが、駅自体はこじんまりしている。
駅前にもレストランが軒を連ねるが、メインとなるブルス広場につながるトラムの駅が眼前にある。歩くのに自信のない人はトラムを利用してブルス広場まで行くとよい。
かなり天気の良い日は駅からガロンヌ河岸を歩いていくと良い。徒歩で行くと所要30分程度(駅から水鏡まで)
ピエール橋
徒歩で行くとすぐ、ピエール橋というガロンヌ川の右岸と左岸をつなぐ橋が見えてくる。かなり長い橋である。そこからすぐ行くと世界遺産のメインの場所となる水鏡のあるブルス広場だ。
ボルドーのハイライト ブルス広場
白ワインとカキでおススメのお店
お昼はココ、ブルス広場界隈で食べるといい。ブルス広場の奥に行くとレストランの多いエリアに出る。
お勧めはカキが食べられる、
だ。白ワインと共に頂くと絶品だろう。(5,000円~7,000円程度)
ほろ酔い気分になりながら、さらにガロンヌ川を北に進むと、ワイン貿易が盛んだったシャルトロン地区に出る。
ここのあたりは酒蔵やワイン商の邸宅があり、そのリノベーションされた建物がショップやレストランに形を変えてオープンしている。
川からくる風を感じつつ外で食べるのも良い。
シテ・デュ・ヴァン(ワイン博物館)
シテ・デュ・ヴァンというワイン博物館に向かう手前にある。
このシテ・ディ・ヴァンはワインの歴史がかなりわかりやすい展示で行われており、ワインの購入もできるし、最上階ではテイスティングカウンターがあり試飲が可能。チケットを見せて1杯好きなものを飲ませてもらえる。
1Fワイン販売
座るところは無いが、軽く1杯をボルドー旧市街が見渡せる最高の眺めの中で頂くことが出来る。
外観
シテ・デュ・ヴァンは2016年に完成したXTUアーキテクツ設計の建物だ。
ガロンヌ川の流れ、ぶどうの樹、グラスの中のワインをイメージされたユニークな建物で、空間的に面白いのはフロアが緩やかなスロープで繋がっているため、レム・コールハースの斜路を自然に空間に溶け込ませているようなイメージだ。
試飲室の上に飾られている透明なガラスのボトルで彩られた空間も面白い。
シテ・デュ・ヴァン最上階(試飲スペース)
シテ・デュ・ヴァンまで着いたら帰りはトラムで変えるもよし。
もしくはお勧めは、カンコンス広場散策と市庁舎広場とサンタンドレ大聖堂を眺めながら、ガロンヌ川河岸をそのまま戻るのではなく旧市街の街並みを歩くとよい。パリと同様複雑な街路になっているため道に迷った場合は、サンタンドレ大聖堂の尖塔を目印に向かって帰ると良い。
シテ・デュ・ヴァンから駅までは45分から1時間程度徒歩でかかるので、体力のない人はトラムを利用した方がいい。
ワイン好きは一度は訪れる場所。
ワインが好きでなくても、ガロンヌ川の風景はだれしも魅了されることだろう。
アクセス:
パリ・モンパルナス駅からTGVで2時間~3時間。
日帰りも十分可能。帰りの電車だけ逃さないように事前に調べておくとよい。