ルクセンブルク:ルクセンブルク現代建築と街並み

フランスのパリからメスまで足を延ばしてポンピドゥーセンターメスを見たのなら、ルクセンブルクまで電車で1時間の距離までの場所まで着たことになる。

ルクセンブルクは佐賀県や神奈川県と同等の面積であり、第2次世界大戦中はナチス・ドイツの占領下におかれた。大戦後にルクセンブルク大公国となり、企業の税負担を少なくすることで外国資本を受け入れることで経済が発展している。

またルクセンブルク市内は世界遺産となっており、ベルギー、ドイツ、フランスに囲まれたユニークな小国だ。

ルクセンブルク駅はドイツの駅舎堅牢なデザインとフランス・ベルギーの柔らかい駅舎のデザインが組み合わさったようなイメージだ。

写真のように内装がきれいなので注目。

 

 

 

ルクセンブルク駅から旧市街地まで

駅を降りると不思議なのが、トラムが走っておらず代わりにバスターミナルが広がっている点だ。首都なので走っていてもいいものだが、そうではない。

街歩きとしては丁度良い街で、そんなに有名どころはないが、市役所周辺の旧市街地には歴史博物館やアートギャラリーなどが軒を連ねている。そこに向かうにはとりあえず駅からアドルフ橋を目指すことになる。

 

 

アドルフ橋に行く前には、バロック様式の建物が目に飛び込んでくる。

Banque et Caisse d’Epargne de l’Etat (BCEE)銀行の前の公園からBCEEを見た風景。

 

 

ルクセンブルクで代表的な銀行となっている。

宮殿のような佇まいだが、これはれっきとした銀行だ。

12世紀末までに建設された城壁が土地に高低差をもたらしており、どこからとっても風景はキレイに取れる。

周りに大都市があまり無いので、ルクセンブルクに1泊するのもいい。

 

 

 

行こうと思わないと行けないルートにあるルクセンブルク

どこか行ったついでにルクセンブルクというのはあまりないルートに位置しているこの国。

ドイツ~オランダ・ベルギー間を抜ける場合も大抵は、ケルン・デュッセルドルフ~ブリュッセル・アムステルダムを通過する。

一方で、南側のドイツ~フランスだとシュトゥットガルト~ストラスブールの通過になってしまう。

 

そのため、フランスのメスがルクセンブルクの立ち寄りルートとしては良い経由地になってくる。

ヨーロッパの大都市に飽きた人向けの街だが、こういった街でゆっくり休むのもアリだろう。

 

ルクセンブルク中央駅:写真右側には大きなバスターミナルが広がる

 

 

アクセス:

 

フランス側:パリ東駅―メス―ルクセンブルク 片道約2時間半

ドイツ側:フランクフルト中央駅―コブレンツ―ルクセンブルク 片道約5時間

ベルギー側:ブリュッセル―ルクセンブルク 片道約3時間

■地図はメスからの移動経路■