チェコ:プラハ建築と風景
ドレスデンからチェコに向かったのは夜。ICEで入ったが、プラハ中央駅以外に、プラハ〇〇駅、プラハ△△駅といった近郊の駅にも停まるパターンがあるので要注意です。私は、近郊の駅で降りそうになって、同じ車両の若い人に、中央駅じゃないけど大丈夫か?と言われまして、慌てて降りるのをやめました。
窓を見ていると、すぐに表れるのは、プラハ城、聖ヴィート大聖堂で、非常にモニュメンタルです。フランスのシャルトルと似ていますが、聖堂が丘の上にあるパターンの都市は、ここがその土地であることを強く印象付けます。
プラハ中央駅はJR金沢駅ぐらいの大きさのイメージで、降りたらすぐにたくさんのトラム乗車位置があります。チケットの購入がやや特殊で、トラムの近くでチケットは販売されておらず、中央駅や地下鉄の駅で販売しているので、間違わないようにしましょう。
面倒であれば1日乗車券を購入した方が良いです。
プラハ城~カレル橋
韓流ドラマ『プラハの恋人』というものが流行っていた時期だったため、韓国の人々がやたらこのエリアは多かったです。
城が近づくにつれて、斜度が急になるので足がつらい方はタクシーを利用するのもあり。ただ、歩く価値がある、プラハの一番のハイライトになる部分なので、ぜひゆっくりでもいいので歩いていただきたいスポットです。
あとは、クリスマス時期におススメなのが、旧市街広場で、巨大なクリスマスツリーを中央に見つつ、かなり大きなマーケットが開かれます。私もこのマーケットで夕食をとりましたが、年末ということもあって、賑わっていました。とあるパリから来た家族連れとお話してましたが、旅行会社の人数の多さにびっくりしていたことを思い出します。従業員2万人といったら、ほんとにビックリされました。(確かに、雇用人数だけで言ったら、旅行業としては世界一かも)
ダンシングハウス:フランク・ゲーリー
ブルタバ川沿いに設計されたユニークな建物。プラハの現代建築というと真っ先にここが出てくる。プラハ市内は歴史的建造物が残っている地域が多く、パリとは違ってその中に挿入されたモダン建築はほとんど、存在しない。それゆえ、保守的な都市のイメージが強い。
その中で、この建物だけが異彩を放っており、川沿いの交差点からは、その異様さが伝わってくる。面白いのが、ダンシングと言われるガラスの塔の部分とその横に連なる部分が、滑らかに湾曲してくるため、横の建物から、ちょうどグラデーションがかかったように感じる。
その、最終形態が、ガラスの踊っている部分になる。
構造上、柱も含めて、ぐちゃぐちゃといった印象が強く、伊藤豊雄のせんだいメディアテークのガラスの柱(チューブ)のような調和がとれたものではない。
なお、有名レストランであるセレステが入っており、眺望がきれいなのでぜひ訪問していただければと思います。
プラハ生まれである、ミュシャのミュシャ美術館もあるが、プラハ聖ヴィタ大聖堂のステンドグラスの方をお勧めする。あまり展示スペースは広くなく、有名どころも少ないため、日本で見たミュシャ展の方がよかったなと思えてしまった。
写真は、夕食(ビールとポテトのみ!)
当時、現場で珍しいお酒にはまっていたので、チェコ版養命酒と言われるベヘロフカと、チェコ版のエメラルドグリーン色のアブサンを購入しました。ベヘロフカは、ちょっと甘ったるくも薬草系の味。アブサンはとてつもなく度数が高かったですが、綺麗すぎて買いました。普通に飲むと、ノドは間違いなくやられますので、ご注意を。