将来は分からない、だから今を考える

将来は分からない、だから今を考える

 

将来世の中はどうなると思いますか?と堀江貴文さんに聞いた記者がいます。

その回答は、一辺倒に、

 

「分からない、考えても仕方がない」

 

だったそうです。

 

堀江貴文さんはやりたいことを、すぐやることで有名で、結構仕事で悩んでいる人の相談などでも、じゃあやめればいいじゃん。とすぐ言います。

いつ、死ぬかもわからない、いつ、病気になるかもわからない、だから今を楽しむという考えからこそ出るものだと思います。

 

 

 

先日会った農家の方も、常に年度の収支はプラマイゼロで行かれているそうで、1千万、2千万と稼ぐことはできるけれども、棺桶にお金持って行っても仕方がないでしょ?だからいろいろな人に会って、話して、勉強代に充てていると言われていました。20歳から農業をはじめ、今67歳でもずっと続けられていますが、常に作物に対する研究はされています。

 

価値観の問題になりますが、何を残すかを考えている人ほど今を考えている気がします。将来をああだこうだと唱えている論者ほど、実は何もやっていない、残していない。私はリスクを取らないコンサルティングという仕事が、あまり好きではない。リサーチして、これが“いいと思う”という予測、要は、将来を提示します。それをやるのはいつもプレーヤーでリスクも含めてプレーヤーです。コンサルティングはプロダクトを生まない。

もちろん、リサーチをするという仕事は重要な仕事ですが、その判断は、プレーヤーがしたらいい。そこまでコンサルティングに任せると、誰のためにそのプロダクトを作っているのかも分からなくなってくる。

 

新入社員の外部講師の研修(外部講師は元リクルートの起業家でした)の中で、印象に残っている言葉があります。

 

「今、ここ、自分」

 

今は分からなくても、後々分かってくる時が来ると言われましたが、その通りで、今を考えれば、自然と頭の中のものが、プロダクトとして出てくる行動に変わる。

 

 

これが、

 

「明日、どこ、自分」

 

になった場合を考えてみると、それは、堀江さんの話に戻り、結局誰も、分からないのです。リターンを考えたりするのは、「明日、どこ、自分」の考え方です。

特に営業でありがちですが、現状の顧客課題も聞かずに、セールスを始める人がいる。時間無駄でナンセンスすぎる。そんなセールスであれば、ネット掲載でオンデマンドのサービスで十分。

 

 

 

 

この時を考えれば考えるほど、行動に変わり、この世に残すものが出てくる。

 

考えているけど、行動に移せないという人は、ぜひ、

 

今、ここ、自分

 

と唱えてみてください。ずっと唱えていると、手が動き、口が動き、足が動くと思います。