女性の社会進出は遅れている?

女性の社会進出は遅れている?

周りを見るとそんなに思わない。

統計的には海外と比べて低いという事にはなっているが、戦後から今まで疲弊してきたのはどちらかというと男性で、

女性は強くなったと思う。

理由は、旅行にある。旅行で女子旅というカテゴリがあるけれども、男の切り口のツアーというのは、あまり見たことがない。

旅行に行くのは、アクティブな中間層以上であり、家族旅行でも大抵方面などを決めるのは女性の方が多かった。

次に、実際の私の周りである。起業家も結構な割合で女性が多い。セミナーなどに参加されるのも男女比でも女性の割合の方が多い。

また、新しい物好きなのも女性の方が多いのではないだろうか?新しいものに触れるというのは、新しい情報に触れることなので、

それだけ新製品のアイデアであったりに反映されやすい。それ、既にありますよ・・・的な、残念な企画にはならないことだろう。

これは、社会的に改善されてきた企業内の働く環境と働き方、マーケットニーズが変化したところにあると予測される。

<働く環境変化>

・子育て後の就職先の受け入れが増えている

・自由な働き方がかなり可能になっている

・ウェブ関係であれば、PCとネット、スマホさえあればどこでも働ける

<マーケットニーズの変化>

・趣味の仕事化が可能になってきている

この辺りだろう。

実は、この流れに取り残されてしまったのは、むしろ男性の方ではないかと考えたりする。

男性は、どちらかというと、まだ大黒柱にならなければ!という考えがいまだに強い印象がある。

主夫という言葉もあるが、まだまだ実際には浸透していない。

企業内論理が頭にあり、外がどういうことになっているか見えないことも考えられる。

これは、企業が仕事させすぎて、社員が疲弊し、帰ってYouTubeやTVを見るだけで、休みは外に出ないというループに陥るパターンで、

外に出ないというのは、社会環境の接点を少なくすることなので、周りがどうなっているのか分からないようになってしまう。

これが、最初に述べた通り、旅行という商品に現れているのではないかということだ。

長時間残業にメスが入っているが、これが機会となりアクティブな男性が増えてくるようになればいいのだが、解雇されたらどうしよう、降格されたらどうしようなどとネガティブ意識が入ってくると、また自然とサービス残業が増えてくるなどの悪循環にならないように期待したい。

これ以上、男性が疲弊しないようにしていただきつつ、女性の社会進出で、また新しい商品やサービスが出てくることが楽しみになってくる。