オレオレ詐欺被害を防ぐために、国を挙げて様々なPRが行われている。現在ではyoutuberがオレオレ詐欺撲滅と題して、引っ掛からないようにしたりする動画まで作ったりしている。今日は、オレオレではなく、やるやるの話。
社内、社外問わず発生する、やるやる詐欺
やるやる詐欺は、人生の中で最低1度以上は経験することがあることだろう。さて、何かという話だが、仕事を内部または外部に依頼して、承諾しつつも、期日が経っても、実行されていないということが、「何度も」頻発することだ。
「あの仕事、どうなってる?」
「あ、忘れてました!来週水曜日までには完成させます。」
・・・来週水曜日
「あの仕事、どうなった?今日できるはずだけど?」
「すみません、やってません。」
このループ。
これをやるやる詐欺という。忘れてました、は1度なら通じるが、2度目は利かない。自分がそうなっていないかをいつも考えるようにしているが、これが内部、外部共に多くなればなるほど、信頼度合いも低下していくことになりかねない。
解消すべきは、コミュニケーション不全を無くすこと
それであれば、この以下の方がお互い良いのだ。
「あの仕事、どうなってる?」
「あ、忘れてました!来週水曜日までには完成させます。」
・・・来週水曜日
「あの仕事、どうなった?今日できるはずだけど?」
「すみません、やってません。ちょっと仕事が回らないので、他の人に依頼できますかね?」
これで仕事は動くことになる。
問題を突き詰めていくと、言い出せなかったりする雰囲気などが、やるやる詐欺を発生させている一つの原因になっている。お互いのコミュニケーションが普段から円滑になっていれば、もっと仕事上の悩みなども応えることが出来る。これは、社内に限ってかもしれないが。
社外のやるやる詐欺は、裏を返せばビジネスチャンスにつながる
社内での依頼であれば、全体を管理する人が仕事の配分や部下の特性を見て、これを的確に判断できるが、新しい仕事を外部に発注する場合などは気を付けなければならない。外部の人の特性が見抜けるのは、最初の仕事のパフォーマンスを見ないと分からない。新規発注で怖いところはそこにある。
一方で、新規発注はビジネス的にもチャンスにもなりえる。予想以上のスピードと出来があれば、既存の発注分すらも、新しい発注者に任されることもありえるのだ。
また、“いつまでに”やる、というのは非常に重要なことで、これが自発的に出てくる人は信頼しやすい。それだけ、自らコミットしているという事だからだ。
やるやる詐欺に引っ掛かってしまうと、お互い不幸になってしまう。こうならないためにも、お互いの約束は守った上で、キチンと業務を遂行して、良いアウトプットが出来るように目指していかなければならない。