赤い鳥居が連続する浮羽稲荷神社と柿の樹の絶景

赤い鳥居が連続する浮羽稲荷神社と柿の樹の絶景

地図を見るとうきは駅に向かって真っすぐに伸びる参道があった。昔はまっすぐにそのまま上がれたのだろうか。鳥居は91、階段は300段と丁度よい運動にもなる。稲荷神社という事で京都の伏見稲荷神社が総本宮となっているようだ。

 

稲荷神社というと九州では祐徳稲荷神社、東海では豊川稲荷、関東では笠間稲荷神社が有名だ。

 

他の稲荷神社では見られない絶景

 

伏見稲荷神社とは違い、鳥居の本数も少ないが、逆に伏見稲荷では見られない光景が眺められるのがここ浮羽稲荷神社の特徴だ。

 

それは、横に数百本というレベルで植えられている柿の樹だ。うきは市は多種のフルーツが生産されているフルーツの産地であり、梨、柿、ぶどう、桃、梅・・・等々かなり多様性に富んでいる。そのどれもが豊かな土地で育ったものだから味も美味しい。

その中でも浮羽稲荷の鳥居の赤と柿の実の赤は斜面であるからこそ、見える面積も多く紅葉とはまた別の鮮やかさを見せてくれるそうだ。

 

訪れたのが冬の収穫後の時期だったので、今回はその絶景を見ることはできなかったが10月頃から11月頃はその絶景が拝められる。

 

 

柿マラソン

 

昔はこの斜面を走る柿マラソンというものがあったそうで、優勝者は柿の木のオーナーになれたとのこと。ここ一面は本当に柿しか生育されていないので、アップダウンはきついかもしれないが、それを吹き飛ばすぐらいの爽快感が味わえたことだろう。

 

写真を撮るなら

最近は情報が拡散されているようで、この絶景を見るために周辺のかなりの人が訪れているそうだ。写真が一番きれいに撮れるのは、入り口からの柿の樹をバックに取った写真か上った後に上から見下ろす一列に並ぶ鳥居から、ずっと抜けるように見えるうきは駅までの眺めになる。神社自体はお守りの販売などはやっておらず、ひっそりとこの土地にずっと佇んでいるようなイメージだ。

 

また果物狩りも行われているシーズンになるので、ここで写真撮影してから果物狩りに行ってみるのもアリだろう。

 

 

今回は柿の樹の仕入れのためにお邪魔させていただき、ご案内もしていただいた。こういった景色が保たれているのも農家さんがいるからこそで、農家さんが辞めてしまえば耕作放棄地が増えてしまい、柿の樹との絶景も見ることが出来なくなってしまう。

これから是非とも樹のオーナー制度を盛り上げていって、わずかではあるがこの景色が保たれるようなお手伝いが出来たらと改めて感じた。

浮羽稲荷神社のアクセス

うきは駅から徒歩20分または、博多より車で1時間強。

観光所要30分~1時間。寒くない時期はうきは駅から歩いて散策するのがオススメ。

見ごろは柿の樹に実のなる絶景が見られる10月~11月頃。