無料でできるテキストマイニングを利用したキーワードの発見
テキストマイニング自体は昔からあったものでしたが、昨今では無料で利用できるようになってきました。
株式会社ユーザーローカルが運営しているテキストマイニングの分析サイトを利用します。
https://textmining.userlocal.jp/
無料で展開されており、アルゴリズムを含めた説明があるので初心者にも分かりやすく利用しやすい作りになっています。
やることは簡単で、テキストを入力するか、ワードなどのデータをアップロードすることでマイニングが開始されます。
今回は、私の著書のデータを使ってどのように表現されるかを見てみたいと思います。
ワードクラウド
私の著書だとこのようになりました。
文章中に出現する単語の中から特徴的な単語を選び出し、図示しています。単語の大きさはどれだけ特徴的であるかを表しており、色は品詞を表しています。
旅行にまつわるキーワードや著書のイメージが想起できるものになっていると思います。
共起キーワード
共起とは、一文(改行や「。」などで区切られた各文)の中に、単語のセットが同時に出現するという意味です。共起回数は、一緒に出現した回数を指します。
共起語というのは、インターネット上の検索では非常に重要な要素の一つで、共起語を複数利用することで、Googleなどの検索サイトにこのサイトは「旅行」に関することを記述している、ということを認識させます。
これによりSEO対策を行うことが出来ます。これは無意識でもやっている事なのであまり気にしなくても良いですが、上位検索サイトの見出しがどのようになっているか把握しておくと、キーワードも見つけやすい傾向があります。
2次元マップ
「近くにある単語同士は同じ場所で出てくる傾向が強い」ということを意味しています(単語の出現傾向が似た単語ほど近く、似ていない単語ほど遠く配置)
私の著書を分析するとこのような結果になりました。
色については、特段の差はなく、見やすいように分けているとのことです。
今回は、私の著書で行ったのでイメージ通りのテキストマイニングになりましたが、興味がないものであればあるほど、テキストマイニングから見えてくる著者の言い回しや考え方などが、驚きに近い発見があるパターンが多いです。
新しいマーケットに対して知識として押さえておくべき関連用語なども抽出することが出来るのでこういった可視化するサービスがあるのは有難い事です。
株式会社ユーザーローカルでは未来予測AIなども無料で行われているため、色々と実験することが可能なようです。