旅行は贅沢だと言われる理由がある。それは、旅行に必要な3要素をそろえることが中々難しいからだ。
3つの要素とは、体力、時間、お金。
何か一つが欠けてしまう
ただし、この3つが揃うことは中々無い事が多い。ライフタイムの中で何か1つの要素が欠けてしまう。
まず、学生時代から社会人入社までには、体力はある、時間もある。しかし、旅行に行くためのお金が無い事が多い。
次の時代では働き盛りの30代~50代。この時代は、体力はある、お金もある。しかし働くことが多忙を極めることが多く、子育てなどのライフイベントも多いため、時間が無い事が多い。
そして、退職後の時代。ここでは、時間はある、お金もある。しかし、体力の衰えが生じてくるため、体力が無い事が多い。
だいたい、旅行を計画してもキャンセルとなる理由としては、この3要素のどれかが欠けてしまう事に起因する。
行くには無理やり補うしかない!
これをズルズルと続けてしまうと、行きたかったのに行けなかったなぁ・・・という事になってしまい一生を終えてしまう事になる。これを回避するには無理やりこの3要素をそろえる他にない。
学生時代は、お金を借金するとまでは言わなくとも、両親に借りるなり、バイトで貯めるなりして行く。
社会人時代は、福利厚生の良い会社なら休みが取れるが、多忙を極める会社なら、時間を生み出すことは中々難しい。条件によっては一番ハードルが高い時代かもしれない。
退職後時代は、ここで体力があればそれでいいが、ここも難しいところで体力をここで戻そうと思っても中々難しい事が多い。そのため、学生時代、社会人時代から体力をつけて行く事が良いかもしれない。
時代ごとに違う旅での感動
京都はよく、学生に行くのと歳を取ってから行くのと感じ方が違うと言われる。いわゆる趣に対する感じ方の違いからくるのだろう。旅の感動は季節によっても時間によっても感じ方が違ってくる。そんな楽しみは、ちょっと無理してこそできる、最上の贅沢ともいえる。その経験はどれだけIoTが進化しようとも、再現することは難しい。
あぁ旅行行きたいけれど・・・と思っている人は一度、3要素の何が足らないかを見てみると良い。不足するものを補う意思と努力があれば、その旅行の楽しさは増すことだろう。