1.ヒトモノカネの3つの投資2年目
2020年8月31日で弊社は2期目が終了した。
依然、リソースは少ないばかり。動けるリソースはヒトだけに等しい。
半面持っていない事が強みになることも分かる。それは固定費が少ない事を意味し、損益分岐点が著しく下がる。
その投資の中でのヒト、さらに深堀するとヒトがどれだけ時間的に投資しているかも大いに影響を与えてくる。
コロナウィルスの影響としては、会社としては幸い無風であった。
しかし、社会的には著しく変わり、今も変わり続けている。
注目すべきは、
金融経済と実体経済の大幅な乖離。ダウ、ナスダック含めてIT関連銘柄に強気の買いが入り今も上昇し続けている。半面、安全資産と言われる金についてもずっと買われている状況というやや予想していなかった事態だ。一方で足元を見れば、実体経済は予想通り悪化をたどっている。
レジャー・飲食関連については、インバウンドも含めて回復するのに2,3年は辛抱しなくてはならないという事も考えなければならない。
そんな環境の中、会社として3年目に突入する中で、ある程度実績が積まれ、節税効果も含めて色々と調べ申し込んだ。
2.節税効果とその手法
企業の中で節税効果のあるもので有効だと判断したものは下記の3つ。
こちらは、小規模企業の経営者などが廃業や退職時の生活に充てられる全額所得控除できるものだ。月額1,000円~70,000円の範囲で調整が可能なのが魅力的だ。今年の利益見込みを想定して役員報酬を確定させた後、最低限の生活費を残して残りは全て共済に充てるとベストだろう。予定利率は1.0%。
継続して1年以上事業を行っている一定の事業者が入ることができる。月額5,000円から200,000円までの範囲内でこちらも調整が可能。こちらは会社の損金算入が可能。利益見込みによって調整を行う事で効果を最大限発揮できる。
上記2つについては、前納をする事によって若干の前納減額がなされる。
・法人保険
金融庁からの制限により、全額損金という商品は今は無く、節税効果を期待するよりもそもそもの保険という観点から改善すべきという事で2019年に大幅な改正があった。しかしながら、全く損金算入できないということは無い状態で良い生命保険があれば加入すべきだろう。
3.今年得たもの・失ったもの
【得たもの】
常々、自分自身も作業をするな仕事を知ろと言い聞かせてきた通り、作業を出来る限り圧縮するための方法などを考え実行した。作業効率化の中で作業正確性も求められるがその両立が成し得たと思わる。
いかに、日々の作業を効率化させ自由な時間で仕事ができるか。
3年目についてもそれは継続して行っていきたい。
【失ったもの】
1年目の熱意と言ってもいいだろうか。もう少しできる、もう少しこれができれば・・・といったものがやはり失われている気がする。これは新入社員~3年目までの熱意が、中堅になってきたときに、やや冷めた目線で仕事を見るのと同じかもしれない。そういった時には新しい事にチャレンジする方が良い。
というわけで3年目は新しい事にチャレンジする。
4.攻めと守り
仕事では攻めと守りが重要だ。攻守のバランスが欠けるとせっかく攻めたのに、守りがおざなりになったせいで結局規模は成長しないという結果になる。守りの効率化と攻めのスピード感を日々体感しながら仕事を行う事が重要だ。
<攻めのスピード感>
スピード感と出すタイミングは重要だ。遅ければいいものなどほとんどない。あるとすれば、計算高くして満を持して提案・提供するものくらいだろう。
<守りの効率化>
効率化という表現は一部語弊があるが分かりやすいので使っている。リソースが充分でない中で最大限の効果を発揮させるという意味合いに近い。守りはこれまでの感謝と恩返し(半沢直樹Part2な感じ)だろうと考える。それは、再投資の意味合いでもあり結びつきを固くするものだ。
5.再投資と挑戦
資金は再投資して新しい事業の礎になる。再投資する中で間違ってはいけないのは、散在しない意識だろう。事業が大きくなっていくほど、1円の価値が軽くなりがちだ。その投資は間違っていないのか、ムダ金にならないのか。それを常に意識しながら投資を進めていくべきだろう。
チャレンジで失うものは無く、経験だけは必ず残る。特に次のチャレンジは失敗が許されず、永続が基本とされるような事業だ。
あらためて、公開しようと思うが別企業の登記が本日終わった。
次のステップと言いたいところだが、今のステップがあって、次のステップがあることを忘れずに3期目初日の今日綴る。