経験したものだけが体験できる共感。経験がない人はどうする?!
こういった経験がないでしょうか?
友達と会話していて、話のネタは旅行の話へ。
Aさん「ねぇ、シンガポール行ったことある?」
Bさん「あるよ!」
Cさん「ないなぁ」
Bさん「シンガポールスリング飲んだ?美味しいよね!」
Aさん「そうそう、やっぱりシンガポール行ったら飲まないとね!」
Cさん「・・・・」
といった流れです。Cさんのような体験は会社でもあります。
A社員「●●会社さんの案件どうなってる?」
B社員「結構ペース良く進んでますよ、あそこの▲▲さん飲み会激しいですよね。」
A社員「そうそう、もう大変!」
C社員「・・・・・」
Cさんは中々話に加わることが出来ません。A,B,Cさんの違いは、
AさんとBさんは共通の体験(シンガポール、飲み会)をしていますが、Cさんは、その体験をしていない点です。
この後の展開は、お察しの通りで、Aさん、Bさんとだけ話が盛り上がり次の旅行の話や次のビジネスの話になっていきます。Cさんだけが置いてけぼりになっていきます。
経験した者こそできる共感
ビジネスでもプライベートでも経験することは人と人のやりとりを活性化させ、感情を豊かにしていきます。特に20年前と比べて、趣味やビジネスのジャンルもかなり複雑に多様化してきました。そういった時代の変化の中では、一層経験することが大事になってきます。
共感というのは、これまでの経験がなければ絶対にできないものです。その時味わった感情や考え方などは、昔の記憶をたどり言葉として発せられます。
経験していない人は、どうすれば・・・?
経験が足りないなと思ったら、何でもやってみるのが一番です。しかし、1回の人生ですべての経験をするのは不可能です。極端な話でいうと、出産という経験は男性にはできないので、それを男女で共感することはできません。
そういった場合、どうすればよいのでしょうか?
一つ目は、人から聞いた話に興味を持ち、それを想像しながら話を聞くことです。
※興味を持つというのが肝です。それをあたかも経験したように感じて、次にそういった話が出たときに話が出来るように意識を変えていきます。
二つ目は、本を読むことです。先ほどのシンガポールの話なら、本に載っています。現地で体験していなくても、本で見た経験というのはあるので、幾分か話すことが出来ます。ただし、飲み会などのプライベートに関係すればするほど、本には載っていない情報になります。そういった場合、この方法は難しいものになります。
共感からもたらされる可能性
共感することから生まれることは多いです。そこから親密な関係が築き上げられるだけではなく、新しいコミュニティの紹介やビジネスへの発展も生まれます。共感というのは相手がいないと出来ないものです。その相手がいることで、メンタルの安定や共感した相手が相談役になることもあります。
ぜひ、共感できる人を増やしていけば、より面白い生活が出来ることでしょう。