なぜ、あなたは仕事を後回しにしがちなのか?後でやろうは、やらないサイン
仕事は常にやるもの、突発的に発生するものと2つに分かれます。
常にやるものは、習慣化しているため、結構当たり前にできてしまう事が多いですが、一方でイレギュラーになる突発的に発生するものについては、仕事として後回しにしがちではないでしょうか?
そんな、仕事の後回しをするとどんな影響が出てくるのでしょうか?
1.後回しの思考メカニズム
後回しは、特に
・既に業務過多の時
・モチベーションが無い時
に発生します。共通するのは、頭の回転がストップしているという事です。これは自分自身の問題と環境の問題がありますが、頭の回転がストップすると、ついつい後回しにしようと思うことが多くなります。
一方で、後回しになりえる仕事の共通点もあります。
・見ただけで複雑、難しい内容
・やったことが無い内容
がそれにあたります。ようは、仕事をオーダーされたときに、ゴールとそれに向かうプロセスが瞬時に頭に思い浮かばないパターンです。
テストや試験でもそうかもしれません。数学の問題をパッと見て大体、こんな感じで解けるかな?と予想して動いてみたら大抵正解までたどり着けますが、見て全くプロセスが出てこない場合は後回しにすることでしょう。
2.後回しによる影響
後回しの影響は様々なところに影響を及ぼします。仕事自体が一人で回っているものについては、影響はほとんどないですが、チームで行っている場合は、時間のロスを伴うので玉突き事故のように処理が遅くなっていきます。後回しにして良い事は、ほとんどの場合ありません。クレーム関連の仕事の場合はなおさらで、後回しにすればするほど要求内容も感情的にも負の感情が増大していきます。
3.どうすれば、後回しをやめることができるか
では、どうすれば、後回しを回避することが出来るのでしょうか?だれもが後回しで発生するだろう悪影響は受けたくないと思うはずです。
その後回しの回避策をご紹介します。
・イレギュラーほど先に処理する癖をつける
頭の回転がストップする前に、イレギュラーの仕事を処理することです。これは常時ある仕事と同様に、常にそういった癖をつけていけば習慣化されるので後回しになる可能性が少なくなります。
・新しい経験を積み重ねる
経験不足によりプロセスが分からない場合があるので、何事も常に新しい経験を積み重ねるのは重要です。例えば海外旅行に最初行くときは緊張する人がいると思いますが、2回目は海外に行ったという経験によって現地のイメージが出来上がっているので、心配は無くなります。
・後回しにして失敗した事例を振り返ってみる
過去、後回しでクレームが発生した事例があると思います。そのとき自分が置かれていた環境や気持ちを振り返ることで、今度はすぐにやろうという気構えが出来ます。その気構えがあれば二度は起こしたくないという気持ちで自然と後回しにはしなくなるでしょう。
4.後回しが無くなると・・・
後回しをしなくなると、仕事が圧倒的に楽になります。常に行っている仕事も、後回しにしている仕事が無いので気持ち的にも楽です。
後回しにしたものは、やりたくないことが多く結果的に忘れてしまったり、やらないことに繋がる事が多くなります。
そうなると生活まで影響が及んできたり、残業も多くなってくる傾向があります。頭の回転がストップ状態に陥る前に、もうひと踏ん張りして後回しを回避していき、よりよいワークライフを送っていきましょう。